水車又は揚水式水力発電所における揚水用のポンプは、次の各号により施設しなければならない。
一流木、じんかい、土砂等の流入により著しく損傷を受けるおそれがないこと。
二水圧を受ける部分にあっては負荷又は入力を遮断したときの最大水圧に対し、耐えるものであること。
三回転部にあっては負荷又は入力を遮断したときの最大速度に対して、耐えるものであること。
四運転中に水車又は揚水用のポンプに損傷を与えるような振動がないこと。
五水の流入又は流出を迅速に遮断する施設を水車又は揚水用のポンプに設けること。 ただし、当該施設を水路に設ける場合、又は水車の無拘束回転を停止できるまでの間、回転部が構造上安全であり、かつ、この間の下流への放流により人体に危害を及ぼし、若しくは物件に損傷を与えるおそれのない場合は、この限りでない。
六水車の入口弁又は揚水用のポンプの吐出弁を設ける場合にあっては、次によること。
イ水車の入口弁又は揚水用のポンプの吐出弁は、第十二条第二項各号(第四号を除く。)によること。
ロ水車の入口弁又は揚水用のポンプの吐出弁の扉体に作用する自重、水圧及び地震力による応力は、使用する材料ごとにそれぞれの許容応力を超えないこと。
2 水車には、発電機の容量が五百キロボルトアンペア未満の場合を除き、運転中に生じた過回転その他の異常による危害等の発生を防止するため、その異常が発生した場合に水車を自動的かつ確実に停止する装置を設けなければならない。
3 発電用水力設備として使用する圧油装置及び圧縮空気装置は、耐食性を有し、圧力上昇による破損がないように施設しなければならない。
4 発電用水力設備が一般用電気工作物である場合には、運転中に水車で生じた過回転その他の異常による危害等の発生を防止するため、その異常が発生した場合に水車を自動的かつ確実に停止する装置を施設しなければならない。
ただし、当該設備において、その異常が発生した場合に発電機を電路から遮断する装置を施設し、無拘束回転を停止できるまでの間回転部が構造上安全な状態を確保でき、かつ、この間の下流への放流により人体に危害を及ぼし、又は財産を侵害するおそれのないときは、この限りでない。