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01 デジタル・現代 · 要件系
個人情報保護法の3階層|個人情報・個人データ・保有個人データの整理
個人情報保護法は、個人情報を扱う事業者に義務を課す法律です。実務上、最も混乱しやすいのが「個人情報」「個人データ」「保有個人データ」の3階層と、それに直交する「要配慮個人情報」という特別属性の理解です。この記事では、個情法を 「3階層 + 要配慮属性」という概念体系 として統一視点で整理し、関連法令(マイナンバー法・不正アクセス禁止法・刑法等)との接続を解説します。
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02 デジタル・現代 · 比較系
特定商取引法の7取引類型|訪問販売・通信販売・電話勧誘販売等の規制比較
特定商取引法は、消費者トラブルが生じやすい7つの取引類型を規制する法律です。訪問販売・通信販売・電話勧誘販売・連鎖販売取引・特定継続的役務提供・業務提供誘引販売取引・訪問購入の7類型は、それぞれ申込み方法や規制内容が異なります。「クーリングオフがあるかないか」「書面交付義務があるか」など、類型によって扱いが大きく異なるため、自分の取引がどの類型に該当するかを把握することが重要です。この記事では、7
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03 デジタル・現代 · 条文解説系
著作権の保護期間と例外|70年ルール・起算点・パブリックドメインの判断方法
著作権は、創作した瞬間から発生し、一定期間保護されます。日本では平成30年(2018年)改正により、原則として著作者の死後70年(法人著作物等は公表後70年)に延長されました。保護期間が終了した著作物は「パブリックドメイン」となります。著作権(財産的権利)については原則として自由に利用できますが、著作者人格的利益・著作隣接権・商標等の他の権利や法的制約が残る場合があります。この記事では、著作権の保
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04 デジタル・現代 · 要件系
情プラ法と発信者情報開示|SNS・掲示板での権利侵害への対処
情プラ法(情報流通プラットフォーム対処法)は、SNS・掲示板等のインターネット上で誹謗中傷・著作権侵害等の権利侵害を受けた場合に、プラットフォーム事業者等に対して発信者情報の開示を請求できる制度を定めた法律です。令和6年(2024年)改正(、令和7年(2025年)4月1日施行) により、旧法令名「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(プロバイダ責任制限法・プロ
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05 デジタル・現代 · 要件系
不正アクセス禁止法の適用範囲|禁止行為・要件・罰則の解説
不正アクセス禁止法(不正アクセス行為の禁止等に関する法律)は、他人のIDやパスワードを無断で使用してコンピュータシステムに侵入する行為等を禁止する法律です。「他人のパスワードを入力しなければセーフ」「自分のIDなら何をしてもOK」という理解は誤りです。アクセス制御機能を「突破」する行為全般が規制対象となり得ます(具体的事情により判断されます)。この記事では、不正アクセス禁止法の適用判断を中心に、禁
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06 デジタル・現代 · 条文解説系
電子署名の法的効力|民事的効力・特定認証業務・電子署名法の仕組み
電子署名は、紙の文書における印鑑・署名と同様の機能を電子的な文書に与える技術です。電子署名法(電子署名及び認証業務に関する法律)は、一定の要件を満たす電子署名が付された電磁的記録(電子文書)について、真正に成立したものと推定するという民事的効力を定めています。ただし、すべての電子署名が同等の効力を持つわけではなく、署名の方式・認証業務の種類によって法的評価が異なります。この記事では、電子署名の法的
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07 デジタル・現代 · 条文解説系(横断概念)
AIと著作権の3段階体系|学習・生成・利用の概念整理
AIと著作権の関係は、AI開発・利用の各段階(① AI の学習段階、② AI による生成段階、③ AI 生成物の利用段階)で異なる法的論点が生じます。日本では平成30年(2018年)の著作権法改正により第30条の4(享受目的でない利用)が整備され、令和6年(2024年)3月15日に文化庁「AIと著作権に関する考え方について」が公表され、令和6年(2024年)7月31日には「AIと著作権に関するチェ